ロングアイランドのRoslyn高校では47台のiPadが生徒と教師に提供されたが、同学区では1,100人全ての生徒に配布することを検討しているようだ。iPadは、学校および家で教科書の代わりに利用する他に、生徒が先生と連絡をとったり、宿題を提出したり、学習結果等を記録したりすることにも利用されるとのこと。
教育費削減に伴って、現場の教師も削減されている状況で、高価なハイテクデバイスの導入に疑問を投げかける学校や父兄も多い。スタンフォード大学の教授、Larry Cuban氏は「これらの機器を利用することで子供たちがより多く、速く学べるという検証結果はほとんどない」と言い、高価なデバイスの導入よりも教師の増員と教育の予算を増やすことを推奨している。
「現時点で必要なアプリが無くてもすぐに出てくる」、「平らなタッチスクリーンは教師と生徒がアイコンタクトをしやすい」、「重い教科書をたくさん持ち運ぶよりもはるかに軽い」、「教育現場にとって、OHP以来最大の技術進化だ」と、現場ではiPadへの期待が高い。また、ペーパーレス化による予算削減効果も期待されている。Roslyn高校では、教科書や印刷物を減らすことで、2台のiPadが年間 7,200ドルのコスト削減をもたらしたという。ニューヨーク市の2,000台(130万ドル)以外に、シカゴでは45万ドル、バージニアでは 15万ドルがiPad用に計上されている。また、カリフォルニアではすでに6つの中学校でiPadのみでの数学の授業が開始されている。さらに、アリゾナのPinnacle Perk School幼稚園では、36台のiPadが導入されている。
定量的な検証による効果についてはわからないが、先日ご紹介したSolar System for iPadのような教材での学習は知識の習得の速度や正確さを向上させてくれそうだ。また、教師と生徒のコミュニケーションを遮蔽しないフラットなデザインというのも教育現場に溶け込みやすそうだ。さらに、教師と生徒、父兄のコミュニケーションも活性化されるだろう。



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